6cm〜8cmの眼視用小屈折が欲しかった今日この頃。
朝、目が覚めたら、落札してしまっていました・・
Amazonも怖いけどヤフオクも怖い・・
落札の品。
BORG76アクロマートのファインダー仕様セット。
十字線入りのSWA20mm70°アイピースとヘリコイド付き正立ファインダーに、
笠井のファインダー脚がセットです。
BORGの延長リングの中にはクローズアップレンズNo2がレデューサ代わりに入っています。
新品で組むとFS60CBくらいのお値段になるのですが、
その半額以下の33K・・・というのが罠なんですが。

筒だけだと重量900g。
さすがに軽量ですね。
でもパーツを付け足していくと、
お値段も重量もどんどん増えていくのがBORG沼の怖いところ。
SWA20mm70°アイピース。
見え味はXW20とくらべると普通に完敗です。
8Kぐらいで売れそうなのでどうするかはしばらく検討。

この筒の目的は勿論眼視用。
軽量なので山や旅行に持っていったり、C8に同架して使用する予定。
写真のバンドはさらに別オクで落札した軽量のプラ製バンド。
眼視用ならこれで十分。
アイピース込みの総重量1.4kg。

C8に同架したところ。
ファインダー脚は相当にかさばるのでアルカクランプで取り付けました。
光軸の調整機構はありませんが、
これでもだいたいは合わせられます。
垂直方向の光軸はパーマセルをバンドに貼って調整しました。
肝心の見え味ですが、
アクロマートなので昼間の風景は盛大な青ハロが出ます。
でも低倍率(20mmで約18倍、視野約3.6°)での星雲星団の観望なら十分です。
周辺像は、XW20ならそれなりにいい感じです。
クローズアップレンズを入れる位置によって
ずいぶん周辺像が変わります。
オクの説明文ではレンズ側に入れるようにあったのですが、
接眼側に移動するとずいぶん改善しました。
ただピント位置がずれるので、
2/1.25変換スリーブの光路長で調整する必要がありました。
クローズアップレンズを外して高橋の2インチ延長筒を付ければ、
f.l=500mmの25倍としても使えます。
お値段分の価値は十分にありそうです。
なにより・・・リングやアイピースをとっかえひっかえして、
あれこれ試してみるのが楽しいんですよね。
これがBORG沼の神髄かと納得。
すでに77mmEDとか、安い出物があればと思ってしまっている自分が怖い。

ファインダー脚ですが、
ひそかに別の用途への転用を考えていました。
狙い通り使えそうです。